ロッテ戦術
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ロッテ戦術(ろってせんじゅつ)とは、航空戦における基本的な戦術。戦闘機2機が相互に補い合い、相互支援することによって敵機を撃破することを目的とした、ドッグファイトにおいて優位に立つために編み出された戦術である。第二次世界大戦時にルフトヴァッフェで確立され、アメリカ海軍ではサッチウィーブと呼ばれた。
[編集] 概要
2機一組で行い、1機が攻撃を行っている間、もう1機が上空で援護を行う。この際、攻撃を行う機のパイロットは後方に留意する必要がないため、攻撃に集中する事ができる。アメリカ海軍では、零戦に対抗する際の有効な攻撃手段とされた。
更にこのロッテ戦法を前提とし、実運用ではこれを更に2組、つまり2機+2機の4機編成で一戦闘航空小隊とし運用する。この2つのチームによって連携が行われ、敵を撃破することを目的とする。これは現在においても尚、効率の良い戦術と言われる。