ワルシャート式弁装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ワルシャート式(Walschearts valve gear)は蒸気機関車の駆動に用いられる弁装置の中で、もっとも一般的な機構の一つ。1844年にベルギーの鉄道技術者であった、ワルシャートによって発明された。別名ホイジンガー式弁装置とも呼ばれる。
ワルシャート式弁装置の有利な点として、すべての機構が車輪より外側に設置されていることがある。初期の機関車は弁装置にスティーブンソン式弁装置を用いていた。スチーブンソン式弁装置では機構の一部が車輪と台枠の間にあり、メンテナンス性に問題があったことから、ワルシャート式弁装置の特許が切れるとともにワルシャート式弁装置が一般化していった。
カテゴリ: 蒸気機関車 | 鉄道関連のスタブ項目