車輪
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車輪(しゃりん、Wheel)とは、物を動かすさいに用いられる円形外周をもつ機械部品である。「転がり摩擦」が「すべり摩擦」よりも小さい事を利用したものである。ピラミッドの石材運搬時に丸い材木(ころ)を下に敷いて、運搬を効率化したような例は、古くから行われていたと想像できるが、円盤状の板材による車輪に車軸を通して回転可能にした構造は、人類の発明の中でも偉大なものの一つである。
車輪は紀元前3500年ころ、シュメールで発明された[要出典]。そのころには革製のタイヤとも見られるものを周囲に巻いていた形跡がある。その後数世紀ほどで急速にユーラシア大陸の各地に広まった。同一構造の車輪が同時期の各地の遺跡で見つかることから考えて、各地で独立に発明されたものではないであろうとされている。紀元前2000年頃には、軽く、地面からの衝撃を和らげるスポーク構造を持った車輪が現れた。
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[編集] 車輪の種類
[編集] 車輪の素材
[編集] 車輪の要素
[編集] 格言
- 車輪の再発明をするな(判りきったことを繰り返すな。Don't reinvent the wheel.)。
[編集] サイズ表記・規格
[編集] 乗用車用
「16×7J 5H PCD100 +38」と表記されていた場合、外径16インチ、巾7インチ、リム形「J」、取付穴5個、穴間径100mm、巾方向の中心からハブ面までの距離(オフセット)がプラス方向(外向き方向)に38mm、の意味である。