ヴァルジーニャ事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴァルジーニャ事件(incidente de Varginha)とは、1996年1月20日ブラジルのミナスジェライス州、ヴァルジーニャ地方でおきた有名な「宇宙人」目撃事件である。
[編集] 概要
ヴァルジーニャ地方では昔からUFOが頻繁に目撃されていることが有名だが、なかでもこの事件が最も有名と思われる。
事件は1996年1月20日の午前8時ごろに起きた。まず、ヴァルジーニャ消防署に電話が入った。内容は、公園に異様な生物がいるから来て欲しいというものだった。まもなくして消防署員たちが駆けつけ、異様な生物を公園の林で発見した。
その生物は体長1メートルほど、頭に3つのコブがあり、目は真っ赤で猫背で2本足で直立歩行していたという。動きは弱弱しく怪我をしていたものと見られる。皆驚きつつも、とりあえず網で捕獲し、その後ブラジル軍などが次々と派遣された。公園は関係者以外立ち入り禁止の状態となり、その生物は箱のようなものに入れられ、トレス・コラコスの軍曹学校へ運ばれていったという。朝でラッシュアワーの時間帯なので、多くの人が目撃していた。
同日、1月20日の少し後の午後3時過ぎごろにもまたもや同じような事件が発生した。女性たち3人が自宅へ向かい「ベーネベヌート・ブリャ・ビエリア通り」を通りかかった際、奇怪な生物を見た。はじめの事件と同じような体をしていて、すぐにまたもや消防署とブラジル軍が駆けつけた。そしてこの生物をはじめの生物とは別のヴァルジーニャ地区のとある病院に運ばれていった。しかし、まもなく、死んでしまったという。こちらも多くの人々が目撃している。