三好達治
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三好 達治(みよし たつじ、男性、1900年8月23日 - 1964年4月5日)は大阪府大阪市出身の詩人。東京帝国大学文学部仏文科卒。
はじめ職業軍人への道を歩み陸軍幼年学校を経て陸軍士官学校に進むが、脱走事件を起こして退校処分となり、京都三高文科に入学。三高時代はニーチェやツルゲーネフを耽読し、丸山薫の影響で詩作を始める。大学在学中に梶井基次郎らとともに同人誌『青空』に参加。その後萩原朔太郎と知り合い、詩誌『詩と詩論』創刊に携わる。シャルル・ボードレール(Charles Baudelaire)の散文詩集『巴里と憂鬱』の全訳を手がけた後、処女詩集『測量船』を刊行。叙情的な作風で人気を博す。十数冊の詩集の他、詩歌の手引書として『詩を読む人のために』、随筆集『路傍の花』『月の十日』などがある。
若いころから朔太郎の妹アイに憧れ、求婚するが、彼女の両親の反対にあい、断念。が、アイが夫佐藤惣之助に先立たれると妻智恵子(佐藤春夫の姪)と離婚し、アイを妻とし、三国で暮らす。しかし、すぐに離婚する。