三菱南大夕張炭鉱
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三菱南大夕張炭鉱(みつびしみなみおおゆうばりたんこう)は北海道夕張市南部東町に鉱業所を設置、操業していた三菱鉱業経営の炭鉱。石炭産業の合理化が進む中、鉄鋼コークス用原料炭を確保するために三井三池有明鉱、北炭夕張新炭鉱などと共に開発された。集中保安監視システム、ホーベル、エアー・ブラスター(空気発破)など最新鋭の技術が採用され、高能率を誇ったが、海外からの低価格の原料炭輸入に抗しきれず1990年に閉山した。隣接する鉱区に三菱大夕張炭鉱の他、北夕炭鉱、北菱鹿島炭鉱が操業していた。
[編集] 歴史
- 1966年 三菱南大夕張新炭鉱開発着手
- 1969年 石炭鉱業部門を三菱大夕張炭礦(株)、三菱高島炭礦(株)に分離
- 1970年 三菱南大夕張炭鉱営業出炭開始
- 1970年 三菱大夕張炭礦(株)、三菱高島炭礦(株)が合併し三菱石炭鉱業(株)発足
- 1985年 三菱南大夕張炭鉱でガス爆発事故、死者62人。
- 1987年 三菱南大夕張炭鉱の合理化により三菱石炭鉱業大夕張鉄道線廃止
- 1990年 三菱南大夕張炭鉱閉山
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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