下宿
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下宿(げしゅく)とは、部屋を間借りし、食事の提供を受ける居住形態のこと。料金は部屋代に朝食・夕食の食事代が加算される場合がほとんど。部屋を提供する側は下宿屋とよばれる。
[編集] 概要
自宅からの通学が困難な学生や炊事が困難な社会人向けに、民家の一部を提供する形で経営されていることが多い。このため大学や高校、工業地帯に隣接する一角に密集することもある。
経営者(家主)との人間関係を敬遠したり、アルバイトの多様化により食事の時間に縛られることを嫌うなど、利用者のニーズは多様化しつつあり、下宿は敬遠される傾向にある。このため全体数では減少傾向にあるという。
[編集] 法律
下宿営業は、旅館業法に規定する宿泊施設であり、第2条第5項で「この法律で『下宿営業』とは、施設を設け、一月以上の期間を単位とする宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業をいう。」とされる。