与えられた大きさよりも小さい素数の個数について
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『与えられた大きさよりも小さい素数の個数について』(あたえられたおおきさよりもちいさいそすうのこすうについて、ドイツ語の原題: Über die Anzahl der Primzahlen unter einer gegebenen Größe, 英語での定訳: On the Number of Primes Less Than a Given Magnitude)は、19世紀のドイツの数学者であるベルンハルト・リーマンが1859年に発表した論文。同年の学術誌Monatsberichte der Königlich Preußischen Akadademie der Wissenschaften zu Berlin上に掲載された。解析や幾何学の分野における業績が多かったリーマンが数論の分野で唯一発表した論文であり、僅か8ページしかなかったが、数々の画期的な内容を含み、後世に甚大な影響を及ぼした。特に解析的整数論においては、本論文は同分野の基本文献と看做されている。