中央児童福祉審議会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中央児童福祉審議会(ちゅうおうじどうふくししんぎかい)とは、旧厚生省(現:厚生労働省)の児童家庭局が管轄していた、児童、妊産婦及び知的障害者に福祉・文化財を提供する目的に設立され、その後省庁合理化の流れ「審議会の整理合理化」で廃止(1999年)された、かつて存在した審議会の名称である。
目次 |
[編集] 概要
1947年12月12日法律第164号が制定、1948年3月31日に施行された「児童福祉法」を受けて、旧厚生省が新たに設立したのが「中央児童福祉審議会」である。主な審議検討項目に、児童自立支援福祉支援助成に関する調査審議、児童福祉施設関連の運営に関する調査審議・指針、児童向け文化財推薦(映像・音響、舞台・芸術、出版)、国庫補助にての国内各地での映画上映・児童演劇の開催支援などを行っていた。
[編集] 文化財推薦
- 映像・音響、舞台・芸術、出版など各分野の推薦に関しては、各事業者からの自薦を受け審議の上で、推薦を決定していた。主な推薦アニメとして、古くは1975年から放映のNETテレビ・一休さん、1975年TBS系・まんが日本昔ばなし、近年では1990年のフジテレビ第一期ちびまる子ちゃん、1992年のみかん絵日記、1995年のテレビ東京系列のしましまとらのしまじろう放送二年目での字幕スーパーのオープニング場面などの推薦表示が知られている。しましまとらのしまじろうではそのまま推薦表示が掲載され続け、2006年現在でも見ることができる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 審議会等の整理合理化に関する基本的計画 首相官邸ホームページ 閣議決定‐1999年告示
- 児童福祉法
- 児童福祉法施行令