中村駅
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中村駅(なかむらえき)は、高知県四万十市駅前町にある土佐くろしお鉄道の駅。全特急列車が停車する。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
2面3線ホームの地上駅である。1番線は駅舎と直結した片面ホーム、2番線および3番線は駅舎と跨線橋で結ばれた島式ホームで、いずれも中村線・宿毛線相互の直通運転が可能であるが、特急列車は大部分が1番線から発着する。なお、みどりの窓口設置駅である。
[編集] 駅周辺
- 四万十川 - 駅の西方およそ1.5km。「日本最後の清流」と呼ばれて名高く、河口に近い四万十市街地に至っても好天時には川底が望める。隣接駅の具同との間で、宿毛線がこの川を渡っている。
- 検車区 - 駅構内北東寄りにあり、中村・宿毛両線の車両が整備や検査を受けている。
- 国道439号 - 「与作国道」の別名を持つローカル狭隘国道の代表格だが、短い駅前通りと交わる付近では片側1車線ずつで歩道付きの整然とした市街地道路。駅前から南東に進むとすぐに幹線の国道56号に突き当たり、終点となる。
- 路線バス-高知西南交通の路線バスが、駅構内のバス乗り場より、土佐清水・足摺岬行、宿毛駅行、四万十市内各方面行、(黒潮町)土佐入野駅方面行が乗り入れている。また、高知西南交通と近鉄バスの共同運行による夜行バス・しまんとブルーライナー、大阪、京都行も乗り入れている。
[編集] 歴史
- 1970年10月1日 中村線の土佐佐賀駅~中村駅間の開業と同時に駅が設置された。
- 1987年4月1日 国鉄の分割・民営化により、四国旅客鉄道(JR四国)へ移管。
- 1988年4月1日 JR四国が中村線を廃止・営業譲渡したことにより、土佐くろしお鉄道へ移管。駅舎内に同社の実質的な営業本部が置かれた。
- 1997年10月1日 宿毛線開通により、中間駅となる。
- 2005年3月2日 宿毛線は宿毛駅構内の列車衝突事故による運休により当分の間終着駅となった。
- 2005年6月13日 東宿毛~中村間で特急列車が運転再開される。