宿毛駅
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宿毛駅(すくもえき)は、高知県宿毛市駅前町にある土佐くろしお鉄道宿毛線の駅で、同線の終着駅である(ただし書類上は起点駅)。
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[編集] 駅構造
相対式2面2線の高架ホーム(頭端式構造)を持つ。中村駅方面からのレールの終点には車止めが置かれ、その先に位置する2本のホームの連結部に、駅舎1階と連絡する階段およびエレベーターが設置されている。すなわち、同駅より西方の城辺(愛媛県南宇和郡愛南町)・宇和島方面への線路延長を前提としない構造である。みどりの窓口設置駅である。
[編集] 駅の位置
宿毛市中心部から西方に1kmほど離れており、現在の人口分布から見ればいささか不便と思われた。
これは、市中心部と臨港部の片島地区の双方に便宜を図ったためともいわれる。
同市中心部へは、隣接の東宿毛駅がより近い。
ところが宿毛駅開業後、宿毛駅周辺が俄に発展し始め、逆に今までの市中心部が寂れるという現象が生じ始めている。
[編集] 駅周辺
- バス乗降場
- ベスト電器宿毛店
- 駅南口を出てすぐ。高知県内にある同社フランチャイズ店5店舗のうちの1つ。宿毛駅舎が表通りからやや奥まった位置にあるため、駅に出入りする自家用車やタクシーなどにとっては、同店がランドマークとなっている。
- 宿毛湾
- 国道321号
[編集] 歴史
- 1997年10月1日 開業。駅舎は波形の屋根が特徴。
- 2005年3月2日 岡山発宿毛駅着の特急「南風17号」が車止めを乗り越え駅舎の壁に衝突する事故が発生し、宿毛線宿毛~中村間が不通に。
- 2005年4月7日 東宿毛~中村間で普通列車のみ営業運転再開。宿毛~東宿毛間はバスによる代行輸送。
- 宿毛駅構内の線路が使用可能になり、列車は宿毛~中村間で運転再開したが、宿毛駅改札が未だ使用不能なため、宿毛~東宿毛間は回送扱いで運転。
- 2005年6月13日 東宿毛~中村間で特急列車営業運転再開。宿毛~東宿毛間は回送扱い。
- 2005年8月22日 駅舎復旧工事本格的に着工。
- 2005年10月28日 駅舎復旧工事完成。駅舎の屋根は平形に。
- 2005年11月1日 宿毛駅営業再開。宿毛線全線営業運転再開。
[編集] 隣の駅
- 土佐くろしお鉄道
- 宿毛線
- 宿毛駅 - 東宿毛駅