中洲
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中洲(なかす)は福岡市博多区、那珂川と博多川の中洲(中の島)に位置する地区である。地名通りに中州状になっている。
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[編集] 概説
大阪に次ぐ西日本最大級の歓楽街である。最寄り駅は、福岡市地下鉄中洲川端駅。
1600年、当時の福岡藩主黒田長政が、福岡(現在の中央区)と博多(現在の博多区)を結ぶために、中の島の東西に東中島橋、西中島橋(現在の昭和通り)をかけて誕生した。現在の中洲には18(福岡方に7、博多方に11)の橋が架けられている。 かつては老舗百貨店や映画館でにぎわいを見せた地域であるが、現在の商業地域の中心は中央区の天神や大名へと移っている。 博多祇園山笠には中洲流として参加している。高級料亭等が集い、繁華街のにぎわいは堅調である。
全国的に有名な事物として、福博であい橋(かつて福岡ダイエーホークスの優勝時この橋からファンがダイブをした)からの那珂川沿いのネオンサインの風景や、那珂川沿いの屋台、風俗店街がとても多いこと(隣接する南新地地区が俗に言うソープランド街)などが挙げられる。
1996年、隣接する住吉地区にキャナルシティ博多が開業してからは、天神地区とキャナルシティ博多の中間に位置し、天神-中洲-キャナルシティ博多-JR博多駅のエリアが一体化した。また隣接する川端地区とも一体化した再開発が進められており、今後の新しい中洲地区が期待されている。
・中洲にある店の数・・・・・・約3,500軒(飲食店、風俗店など) ・中洲で働く人の数・・・・・・約3万人 ・1日に中洲に遊びに来る人・・約6万人 (いずれも中洲観光協会より)
福岡市出身のタレント・タモリは、かつてギャグで中洲産業大学教授を名乗っていた。
[編集] 「中洲」と「中州」
現在では一般的な地形については「中州」と表記し、福岡市の歓楽街は「中洲」と表記することになっている。しかし「洲」の字が常用漢字でなく、あまり一般的に知られていないこともあり、中洲が「中州」と間違われて表記されることがある。
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