串本応挙芦雪館
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串本応挙芦雪館(くしもとおうきょろせつかん)は和歌山県東牟婁郡串本町にある美術館。
本土最南端の地、串本町の無量寺境内に建つ小さい美術館で、設置の主たる目的は無量寺寺宝の保存と公開であるが、現代美術作品の収集・展示も行っている。
館内には円山応挙、長沢芦雪をはじめ、伊藤若冲、狩野山雪、狩野探幽、白隠らの名品50点余りが展示されている。中でも円山応挙筆の『波上群仙図』、長沢芦雪の『竜虎図』を含む55面の障壁画(国の重要文化財)は海外からも高い評価を受けている。
目次 |
[編集] 主な収蔵品
[編集] 方丈障壁画
- 円山応挙作品
- 紙本墨画波上群仙図 壁貼付2、襖貼付6
- 紙本墨画山水図 床(とこ)貼付4、違棚壁貼付4
- 紙本金地著色群鶴図 天袋貼付4
- 長沢芦雪作品
- 紙本著色薔薇図 襖貼付8(上二之間)
- 紙本墨画竜虎図 襖貼付12(室中及び仏間)
- 紙本墨画群鶴図 壁貼付1、襖貼付6(下一之間)
- 紙本墨画唐子遊図 襖貼付8(下二之間)
(以上55面の障壁画が重要文化財に指定されている)
[編集] 所在地
〒649-3503 和歌山県西牟婁郡串本町串本833