井上夢人
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井上 夢人(いのうえ ゆめひと、1950年 - )は日本の小説家・推理作家。 本名は井上 泉。デビュー(再デビュー)作は『ダレカガナカニイル・・・』。
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[編集] 「岡嶋二人」時代から解消まで
1950年生まれ。徳山諄一(とくやまじゅんいち 1943年-)との推理作家コンビを組み、「岡嶋二人」というペンネームにて1982年『焦茶色のパステル』で第28回江戸川乱歩賞受賞しデビューする。その後、二人で創作活動を続けるものの、1989年刊行の『クラインの壺』を境にコンビは解消され、井上は現在のペンネームである「井上夢人」名で創作活動を続行している。なお、『クラインの壺』はほとんど井上の手によって書かれたものである。
[編集] 再デビュー
1992年1月、新潮社刊行の『ダレカガナカニイル・・・』にて再デビューする。その後同作は、1995年2月には新潮文庫より、2004年2月には講談社文庫より文庫化されている。
[編集] 著作
- あわせ鏡に飛び込んで
- ダレカガナカニイル…(新潮社・1992年1月20日)
- あくむ(集英社・1993年6月25日)
- おかしな二人―岡嶋二人盛衰記(講談社・1993年12月12日)
- プラスティック(双葉社・1994年5月25日)
- パワー・オフ(集英社・1996年7月30日)
- もつれっぱなし(文藝春秋・1996年11月10日)
- メドゥサ、鏡をごらん(双葉社・1997年2月25日)
- 風が吹いたら桶屋がもうかる(集英社・1997年8月30日)
- オルファクトグラム(毎日新聞社・2000年1月30日)-小中和哉を監督にして映像化されている。
- クリスマスの4人(光文社・2001年12月20日)
- the TEAM(集英社・2006年1月30日)
- 99人の最終電車 (1996〜) -ハイパーテキスト小説。