井上義行
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井上 義行(いのうえ よしゆき、1963年生まれ)は、日本の官僚、安倍晋三内閣において内閣総理大臣秘書官(政務担当)を務める。神奈川県出身。
[編集] 経歴
県立高校を卒業後、国鉄に入る。国鉄で働きながら日本大学経済学部(通信制)を卒業。しかし、国鉄民営化に伴う人員整理の煽りを受け、1988年に総理府(現内閣府)に移る。
内閣府で北朝鮮による日本人拉致問題を担当していた際、安倍晋三内閣官房副長官(当時)と出会い、安倍の信頼を得たとされる。 2005年10月、安倍が内閣官房長官に就任すると、安倍に指名されノンキャリア官僚でありながら内閣官房長官秘書官(政務)に就任。2006年9月、安倍の内閣総理大臣就任に伴い、政務担当総理秘書官(いわゆる首席秘書官)に就任。
貧しい家庭に育ったこと(1つの缶詰を家族4人で分け合ったとも)や苦学したことなど、その異色の経歴が安倍内閣の主要政策である「再チャレンジ」の象徴的存在のように取り上げられたこともある。また、安倍内閣成立以降、内閣官房メンバーの連携不足や不手際を指摘する報道にて、フールファイブの一員と批判された。
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