京都市営バス醍醐営業所
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京都市営バス醍醐営業所(きょうとしえいばすだいごえいぎょうしょ)は、京都市伏見区醍醐にかつて存在していた、京都市営バスの営業所である。醍醐、山科地区を運行する路線を担当していた。京都市営地下鉄東西線の開業により、京阪バスに同営業所の管轄内の路線を移管する形で廃止された。なお、跡地は、マンション(DELPA醍醐)となっている。1983年3月までは前の道路を挟んだ向い側にあり,その跡地は京都市醍醐西市営住宅となっている。
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[編集] 沿革
- 1971年7月25日 - 京都市営バス醍醐営業所を開設する。
- 1979年5月21日 - 八条営業所、北野支所の廃止、洛西営業所の開設に伴い、担当系統が変更となる。担当系統は、39、39乙、40、40甲、40乙、41甲乙、44、44甲、49、56、57C、64の各系統である。
- 1981年5月29日 - 系統番号が一斉に変更となる。この時の担当系統は、東1、東2、東3、東4、東5、東6、東7、東8、東9、56、57の各系統である。
- 1983年11月1日 - 営業所の敷地を移設する。また、東10、80の各系統を梅津営業所から、83号系統を九条営業所から、それぞれ移管する。
- 1984年頃 - 83号系統を横大路営業所に移管する。
- 1988年6月11日 - 地下鉄烏丸線京都-竹田間開業に伴い、56、57の各系統を廃止する。また、南6、南7の各系統を新設する。
- 1997年10月12日 - 地下鉄東西線開業に伴うバス路線再編により、醍醐営業所を廃止する。所管系統の一部は京阪バスに移管される。
[編集] 廃止時所管路線
[編集] 80号・特80号系統
- 80号 京都外大前~西京極~西大路五条~五条坂~山科団地前
- 特80号 醍醐車庫前~醍醐高畑町~東野~山科団地前~京都外大前
- 1997年10月11日 京都市営地下鉄東西線開業に伴い特80号系統を廃止する。なお80号系統は四条河原町~京都外大前に改め、梅津営業所に移管する。
本系統は、京都外大前と山科団地を結ぶ五条通を貫く系統であった。現在では、均一系統となっているものの、当時は調整系統となっていた。なお、特80号系統は醍醐営業所と梅津営業所の間の回送を営業運転として設定していた。
山科団地前付近は一方通行となっており、80号系統は山科西野→山科団地前→竹鼻→国道東野→山科西野の一方循環、特80号系統は醍醐車庫前方面は山科西野→山科団地前→竹鼻→東野(国道東野は通らない)、京都外大前方面は東野→国道東野→山科団地前→竹鼻→国道東野→山科西野(国道東野を2度通る)となっていた。
[編集] 東1号系統
- 小栗栖団地~勧修寺~西野山団地~五条坂~四条河原町
- 1997年10月11日 京都市営地下鉄東西線開業に伴い廃止する。
- 本系統は醍醐営業所管轄であるが、車庫前を始発としない系統であった(醍醐営業所~小栗栖団地間は回送であった)。
[編集] 東2号系統
- 醍醐車庫前~蚊ヶ瀬~勧修寺北出町~西野山団地~五条坂~四条河原町~四条烏丸
- 1997年10月11日 京都市営地下鉄東西線開業に伴い廃止する。
[編集] 特東2号系統
- 特東2A号系統 醍醐車庫前→勧修寺北出町→西野山団地→五条坂→四条河原町→四条烏丸→四条河原町→五条坂→西野山団地→勧修寺北出町→山科小野→醍醐三宝院前→石田→醍醐車庫前
- 特東2B号系統 醍醐車庫前→醍醐西大路町→醍醐三宝院前→山科小野→勧修寺北出町→西野山団地→五条坂→四条河原町→四条烏丸→四条河原町→五条坂→西野山団地→勧修寺北出町→醍醐車庫前
- 1997年10月11日 京都市営地下鉄東西線開業に伴い廃止する。
- 本系統は、醍醐新町バス停付近にある京都府立東稜高等学校への通学路線として朝に特東2A、夕に特東2Bの1本ずつが存在していた。
[編集] 東3号系統
- 醍醐車庫前~小栗栖~勧修寺北出町~西野山団地~五条坂~四条河原町
- 1997年10月11日 京都市営地下鉄東西線開業に伴い廃止する。
[編集] 東4号・特東4号系統
- 東4 醍醐車庫前~山科小野~勧修寺北出町~折上神社前~上花山久保町~五条坂~四条河原町
- 特東4A 醍醐車庫前→勧修寺北出町→折上神社前→五条坂→四条河原町→五条坂→上花山久保町→折上神社前→勧修寺北出町→山科小野→醍醐三宝院前→石田→醍醐池田町→醍醐車庫前
- 特東4B 醍醐車庫前→醍醐西大路町→醍醐三宝院前→山科小野→勧修寺北出町→折上神社前→上花山久保町→五条坂→四条河原町→五条坂→上花山久保町→折上神社前→勧修寺北出町→醍醐車庫前
- 特東4号系統は、特東2号系統と同じく醍醐新町にある東稜高校への通学路線として、朝夕に1回ずつ設定されている系統であった。
[編集] 東5号系統
- 醍醐車庫前~小栗栖~山科小野~勧修寺北出町~折上神社前~上花山久保町~五条坂~四条河原町
- 1997年10月11日 京都市営地下鉄東西線開業に伴い廃止する。
[編集] 東6号系統
- 醍醐車庫前~勧修寺~折上神社前~川田~北花山~日ノ岡~三条京阪前
- 1997年10月11日 京都市営地下鉄東西線開業に伴い廃止する。
[編集] 東8号系統
- 醍醐車庫前~合場川~山科小野~国道東野~川田道~五条坂~四条河原町
- 1997年10月11日 京都市営地下鉄東西線開業に伴い廃止する。
[編集] 東9号系統
- 東9甲系統 醍醐車庫前(→醍醐西大路町・往路のみ)→醍醐三宝院前→小野→大宅甲ノ辻→国道音羽→四ノ宮→日ノ岡→蹴上→三条京阪前→四条河原町→河原町五条→山科西野→国道大塚→大宅甲ノ辻→醍醐三宝院前→石田→醍醐車庫前
- 東9乙系統 醍醐車庫前→石田→醍醐三宝院前→大宅甲ノ辻→国道大塚→山科西野→清閑寺前→池田町→河原町五条→河原町三条→三条京阪前→蹴上→日ノ岡→四ノ宮→国道音羽→大宅甲ノ辻→小野→醍醐三宝院前→石田→醍醐車庫前
- 1997年10月11日 京都市営地下鉄東西線開業に伴い廃止する。
[編集] 特東10号系統
- 醍醐車庫前~勧修寺北出町~小山~国道大塚~五条坂~四条烏丸
- 1996年3月30日 東10号系統四条烏丸~小山と統合し、特東10号系統のみ残る。
- 1997年10月11日 京都市営地下鉄東西線開業に伴い廃止する。
[編集] 南6号系統
- 醍醐車庫前~石田団地~六地蔵~桃陵団地~藤ノ森~竹田久保町~竹田駅東口
- 1988年6月11日 都心側の発着地を京都駅から竹田駅東口に改めて運行を開始する。同時に系統番号を56より南6に変更。
- 1997年10月11日 京都市営地下鉄東西線開業に伴い廃止する。
[編集] 南7号系統
- 醍醐車庫前~勧修寺北出町~国立病院前~竹田出橋~竹田駅東口
- 1988年6月11日 都心側の発着地を京都駅八条口より竹田駅東口に変更、また系統番号を57より南7に変更して運行を開始する。
- 1997年10月11日 京都市営地下鉄東西線開業に伴い廃止する。
[編集] 車両
醍醐営業所の車両は、日野自動車製のものが配置されていた。大型車の他、中型車も配置されており、主に東6号系統、東10号系統、南6号系統、南7号系統で使用していた。
大型車は、1984年製までは標準床車が使用されていたが、1986年製以降は他営業所と同じく低床車が配置された。
醍醐営業所の廃止後、大型車は西賀茂営業所・梅津営業所・烏丸営業所錦林支所、中型車は西賀茂営業所・洛西営業所に転属となった。中型車のうち一部は、車齢が10年未満であるにもかかわらず、廃車となった。
[編集] 関連項目
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