仏教伝道文化賞
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仏教伝道文化賞(ぶっきょうでんどうぶんかしょう)は財団法人仏教伝道協会が仏教の普及・伝道に功績あった者に授与する賞。1967年創設。
文化賞と功労賞の2種類があり、文化賞にはA項、B項、C項がある。 A項は研究・論文・著述・翻訳・踏査・出版・その他。B項 文芸・美術・音楽・評論・その他。C項 伝道者・実践者・その他とされている。
各年の受賞者は次の通り。
昭和42年 第1回
文化賞
- 岩野真雄 A項 経典の和訳、出版事業に献身。
- 紀野一義 B項 啓蒙著書作多く、仏教現代化に貢献。
昭和43年 第2回
文化賞
- 北川桃雄 B項 著作により仏教美術を、内外に紹介。
- 綱脇龍妙 C項 ハンセン病患者救済事業の先覚者。
昭和44年 第3回
文化賞
- 梅原猛 A項 哲学者として仏教思想研究に専念。
- 常光浩然C項 全一仏教運動に献身。実践の人。
昭和45年 第4回
文化賞
- 平川彰 A項 「初期大乗仏教の研究」等の研究成果。
- 丹羽文雄 B項 「親鸞」著作ほか仏教文学高揚。
昭和46年 第5回
文化賞
- 大内青圃 B項 彫塑界の高峰。仏像制作に新境地。
- 久保瀬暁明 C項 二世開教使として米国で活躍。
昭和47年 第6回
文化賞
- 藤田宏達 A項 原始浄土思想の研究で先駆的業績。
- 小野清一郎 C項 法曹界の最高権威。熱烈な親鸞信者。
昭和48年 第7回
文化賞
- 友松円諦 A項 大衆啓蒙運動を経て真理運動推進。
- 中山玄雄 B項 天台声明の大家。多方面に活躍。
功労賞
- 野生司香雪 釈尊を題材とする仏教画制作に生涯を。
昭和49年 第8回
文化賞
- 武田泰淳 B項 作家、宗教者として叡智を探求。
- 常盤勝憲 C項 盲人福祉と救ライ運動に活躍。
功労賞
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