藤井日達
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藤井 日達(ふじい にったつ、1885年 - 1985年)は、熊本県阿蘇市生まれの仏教僧侶で、日本山妙法寺大僧伽の創始者。
大分県の臼杵農学校に学び、1903年に臼杵の日蓮宗法音寺にて出家。1912年日蓮宗大学(現在の立正大学)入学。さらに浄土宗大学院、真言宗学林、法隆寺勤学院、真言宗連合大学、臨済宗建仁寺僧堂にて学ぶ。1912年に最初の焼身修行、33歳から衆生を教化するとの夢告を受ける。
1918年10月、中国の遼陽に最初の日本山妙法寺を建立、日本国内では1924年に最初の日本山妙法寺を建立する。その後、1930年にインドに渡り、1933年マハトマ・ガンジーと出会い、非暴力主義に感銘を受けた。
戦後、非暴力・平和運動の活動家として主に知られる。「世界宗教者平和会議」や「世界平和会議」の開催に尽力した。
自衛隊基地・駐屯地に外側から「別の職業に就きなさい!」とスピーカーで宣伝する活動が封建的な職業差別と批判を受けたことがある。
著書に、藤井日達自伝「わが非暴力」(春秋社)がある。