仙岩峠
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仙岩峠(せんがんとうげ)とは、岩手県雫石町と秋田県仙北市を結ぶ奥羽山脈上の峠のこと。明治までは「国見峠」「生保内峠」と呼ばれていたが、明治になってこの地を視察した大久保利通により、岩手県岩手郡・秋田県仙北郡を結ぶことから、双方より字を取り「仙岩峠」と命名された。
1964年、自動車通行を可能にし、国道46号(別名:南八幡平パークライン、旧名、国道105号)として開通したが、秋田県側は急カーブの続く厳しい峠越えの道であり、冬季は積雪により通行止めとなっていた。このため開通間もない1970年には新道の建設工事が開始され、1976年に国道46号仙岩道路が開通したことで通年での通行が可能となった。
なお、開通後わずか10年余りで放棄されてしまった旧道は閉鎖され、現在は廃道となっている。
[編集] 外部リンク
- 国土交通省 航空写真閲覧システムより - 新道が開通した1976年に撮影。写真左から右上へ蛇行して伸びている道路が旧道。