仙岩道路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
仙岩道路(せんがんどうろ)は、岩手県岩手郡雫石町橋場より秋田県仙北市田沢湖生保内にいたる、国道46号のパイパスである。
盛岡市・秋田市の両県庁所在地を結ぶ重要な道路として1964年、仙岩峠を越える自動車道(別名:南八幡平パークライン)が、岩手・秋田両県の大きな期待を集めて開業した。しかし、この道路は急勾配と急カーブの連続で通行しにくく、また冬季は積雪のため通行止めになってしまうなど、当初期待されていた目的を果たせない状態であった。そのため、開通間もない1970年には、新たな道路の工事が始まった。
こうして、当時最新鋭の技術と莫大な建設費を投入し、険しい山にとりつく桟道のような橋と、仙岩トンネル(全長:2,544m)を始めとする長大トンネルを連ねた道路が1976年に開通。両県の県境は通年の通行が可能となり、当初期待されたような秋田・岩手両県を結ぶ大動脈の一部として機能するようになった。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 仙岩情報ステーション
- 46NAVI|一般国道46号[仙岩峠]道路情報案内(国土交通省秋田河川国道事務所担当ページ)
- 道路レポート 国道46号旧旧道 仙岩峠(秋田側)(山さ行かねがのページより)