仲野茂BAND

仲野茂BAND（なかのしげるばんど）は、1990年代半ばに活躍した、日本のロックバンドである。

[編集] 概要・経歴

アナーキーのギタリスト・マリが傷害事件を起こした後、他の四名はザ・ロックバンドとして西新宿ロフトを中心に活動したものの、ビクターから二枚のアルバムを出した後、諸般の事情から1990年前後に解散となった。

その後、アナーキーのボーカルであった仲野茂は、1991年ごろからシーナ&ザ・ロケッツやRUBYにギター・キーボードで参加していた野島健太郎と一緒になって音楽活動を再開した。

1992年ごろから、ベースに元サンハウスの奈良敏弘・ドラムスに小野島ナオトを加えて、西新宿ロフトを中心に仲野茂BANDとして音楽活動を本格化させた。

1993年 10月?にホーン隊を加えたアルバム、「遠くで火事を見ていた」をバンドのプライベートレーベルであるドレッドノートレーベルからリリース、その後西新宿ロフトでの観客動員も順調に増えていった。

1995年 2月に8cmシングル、「大東亜のいびき」を日本晴レコードからリリース。事情は不明だが、1stアルバムの表題曲の「遠くで火事を見ていた」は1stではなく、このシングルに収録されている。

1995年 5月にアルバム、「窮鼠」を日本晴レコードよりリリース。阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件などによる不安定な時勢を反映してか、前期アナーキーのような怒りや憤りよりも、後期アナーキーのような抽象さに時代へのリアルタイムな危機感を反映させた歌詞が多くなった。

しかし、詩を書いていた仲野茂が「やっと、今まで恥ずかしくて書けなかったラブソングを書くことが出来た」(DOLL誌 1995年 6月?号での仲野茂インタビューより趣旨を引用）ためか、バンド自体の活動が停滞、1995年末頃にバンド自体が解散した。

2006年 11月10日にもう一人のギターとしてシーナ&ザ・ロケッツの渡辺信之を迎え、ベースとドラムスはサポートメンバーという組合せで事実上の再結成ライブが高円寺のライブハウス、Show Boatで行われた。

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