高円寺
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高円寺(こうえんじ)は、東京都杉並区にある曹洞宗の寺院の名、及びそれに由来する同寺周辺の地名である。現行の住居表示で高円寺北・高円寺南と呼ばれている地域である。
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[編集] 沿革
現在の高円寺は高円寺駅を中心に、住居表示上は高円寺北と高円寺南があるが、これは戦後の町名変更に基づくもので、それ以前の高円寺は、宿鳳山高円寺(曹洞宗)を中心に駅の南北共に「高円寺」(旧高円寺村)であった。高円寺と阿佐谷の間には馬橋(旧馬橋村)があり、馬橋が町域変更によって高円寺に併合された際、南北に町名が分かれた。馬橋は小学校名や神社の名前として残っている。
[編集] 現況
当地は駅周辺以外は閑静な住宅街である。戸建住居と共に学生向けのアパートやマンションなども多く、一人暮らしの若者に人気のある街でもある。駅近辺は商店街が多く、若者向けの衣料品(古着屋)・雑貨店やリーズナブルな飲食店・古書店などが目立ち、休日になると多くの若者でにぎわう街である。杉並区の人口統計によると、人口に占める20代・30代の若者の比率は、区内の中でも高円寺周辺が際立って高くなっている(杉並区内139街区中、高円寺南二丁目が1位、高円寺北三丁目が3位)。
ねじめ正一の「高円寺純情商店街」は当地の雰囲気を綴った小説で、実際に同名の商店街が高円寺駅北口に存在する。ただし商店街がこの名前になったのは同小説刊行後で、それ以前は「高円寺銀座」という名前であった。
[編集] 高円寺阿波踊り
8月下旬に、JR高円寺駅前の通りを舞台に、「高円寺阿波踊り」が開催される。開催年を経るごとに知名度が上がり、現在では阿波踊りの本場徳島県からも連の参加が見られるなど、全国からの参加者が多くなり、東京の新名物として定着してきている。
[編集] 隣接自治体・行政区
[編集] 施設・行事
- 高円寺純情商店街
- 高円寺パル商店街
- 高円寺ルック商店街
- 高円寺あづま通り商店街
- 高円寺庚申通り商店街振興組合
- 高円寺中通り商店街
- 高円寺北中通り商店街
- 東京高円寺阿波おどり振興協会
- 高円寺ナビ
[編集] 交通
- 鉄道
- 道路
- 青梅街道(都道4号)
- 早稲田通り(都道25号)
- 環七通り(都道318号)
- 五日市街道(東京都道7号杉並あきる野線)