低身長
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低身長(ていしんちょう)とは、身長が相対的に著しく低い状態を示す所見もしくは症状。
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低身長の定義は相対的である。一般的に同人種同性同年齢の身長に比して、標準身長-2SD以下(およそ100人に2~3人程度)、もしくは2年間の成長速度が-1.5SD以下である場合に低身長と定義される(成長曲線上にプロットして判定するのが簡便である)。例えば、日本人の15歳男児では平均身長は153.0cm[要出典]、標準偏差5.1であるから、この基準に従うならば身長142.9cm以下の日本人15歳男児は低身長の定義を満たすことになる。
低身長はあくまで症状名であり、治療を要する低身長をきたす疾患名としては小人症が相当する。その大部分は原因不明の特発性小人症であり、遺伝的要因もそれほど強くないとされる。
身長の増大方法として、小児内分泌内科的には成長ホルモン補充が行われるが、その薬価は非常に高価である(注射剤1本およそ6~10万円;保険適用前)。外科的な延長術も技術的には可能である。しかし、感染等のリスクがあり保険適応も狭く、下肢が左右非対称になり歩行に支障をきたすなど、生活に悪影響を及ぼす場合を除けば、美容形成系の医療機関でまれに行われる程度である。低身長の人物は、QOL向上のため『シークレットブーツ』などの装具や成長ホルモンに関する商品成長ホルモン商品や医学的な低身長プログラム低身長プログラムを使う場合がある。
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