先割れスプーン
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先割れスプーンはスプーンの一種。 材質は金属製のものがほとんどだが、コンビニ等ではプラスチック製のものも見受けられる。 名前の由来であり最大の特徴として先端が三つ又に割れており、スプーンでありながらフォークとしても使用できる。特に果物の種を取り出しやすいことから、メロンやスイカを食べる際に使われることが多い。
その利便性を買われ、昭和30年代頃に学校給食に使用されていた。そのため、ある一定以上の年代の人たちには在りし日を思い出させる食器である。
麻痺などにより箸が使えない人には、便利な食器であることから、介護用品としても利用されている。
[編集] 先割れスプーンへの批判
今では『箸の使い方を知らない子供が増えたこと』の原因とされ廃止されつつあるが、『箸の使い方』は各家庭で覚えさせるべきことであるため、先割れスプーンとの関係はないといえる。 むしろ家庭での教育力の低下を先割れスプーンに擦り付けられたともいえる。