児化
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児化(アルか、簡体字:儿化、繁体字:兒化、ピン音:érhuà)とは、中国語において「児(ピン音:-r)」という接尾語を付加することである。日本では通例「アル化」と呼ばれるが実際の発音はあまり「アル」には似ていない。北京語で頻繁に使用され、普通話にも取り入れられているが、他の地域では使わないところもある。中国で使用されるため主に簡体字「儿」を用いる。
[編集] 発音
「児」は前の音節の母音をR音性を持った音に変化させる。このとき韻尾/i/,/n/,/ŋ/は脱落し、/ŋ/の場合は主母音が鼻音化する。中国語では基本的には漢字1文字が1音節に相当するが、「児」は前の漢字と併せて1音節を構成する。
[編集] 用法
様々な意味で使われる。
- 例 白面(小麦粉) 白面儿(ヘロイン)