内藤信照
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
内藤 信照（ないとう のぶてる）は、江戸時代前期の譜代大名。陸奥棚倉藩の初代藩主。
|
||||
| 時代 | 安土桃山時代から江戸時代前期 | |||
| 生誕 | 文禄元年（1592年） | |||
| 死没 | 寛文4年1月19日（1665年3月5日） | |||
| 改名 | 弥七郎（通称） | |||
| 戒名 | 清浄院長誉良栄徹春 | |||
| 官位 | 従五位下、豊前守 | |||
| 藩 | 陸奥棚倉藩主 | |||
| 氏族 | 内藤氏 | |||
| 父母 | 父：内藤信正、母：石川康通の娘 | |||
| 兄弟 | 信照、信武、信之、信直、ほか | |||
| 妻 | 阿部正次の娘 | |||
| 子 | 信良、信全、ほか | |||
目次 |
[編集] 経歴
文禄元年（1592年）伊豆国韮山に生まれる。多病のため弟の内藤信武が嗣子となっていたが、元和5年（1619年）に夭折、再び嗣子となった。7年（1621年）、従五位下豊前守となる。寛永3年（1626年）に家督を継ぎ、同4年采地を陸奥国 白川・菊多および常陸国多賀の3郡に移されて、棚倉城を居所とした。寛文4年の「内藤信照宛領地朱印状」（『寛文朱印留』上巻152から153頁）では5万0090石となっている。
棚倉においては正保4年（1647年）8月からの大規模な検地を行なって、藩政の基礎を固めた。また寛永6年（1629年）紫衣事件で配流となった玉室宗珀の身柄を預かっている。
寛文5年（1665年）1月19日に死去。享年74。後を子の内藤信良が継いだ。
葬地は福島県棚倉町の光徳寺、のち小石川無量院（廃寺）に改葬されたと伝えられる（「寛政譜」新訂13巻200頁）。現在は新潟県村上市の光徳寺に墓所がある。
[編集] 子女
「寛政譜」記載の子女は養女1名を含む四男二女である（201頁）。
[編集] 出典および参考文献
- 『新訂寛政重修諸家譜』13巻 続群書類従完成会、1984年 200より201頁
- 史料館叢書1『寛文朱印留』上巻 東京大学出版会、1980年 152から153頁
- 『棚倉町史 1』福島県棚倉町、1982年 338から340頁および344から345頁（正保検地に関して）
- 辻善之助『日本仏教史』8巻 岩波書店、1961年 226より260頁（紫衣事件と宗伯の配流に関して）
[編集] 家系歴代
|
|
|
[編集] 藩主系譜
|
|
|
