功力靖雄
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功力 靖雄(くぬぎ やすお 1936年 - )は日本の野球指導者。東京都出身。
元筑波大学硬式野球部監督。22年間、43シーズン指揮をとり、チームを首都大学野球連盟で3度の優勝に導く。1987年には第18回明治神宮野球大会にて優勝し、国立大学初の日本一を達成。教え子の中からは多くの指導者も誕生し、全国で活躍。大学の地元茨城県では、秋に筑波大学野球部出身者が野球部監督・部長を務める高校が参加する功力杯という大会が行われ、功力の功績を讃えている。現在、筑波大学名誉教授、日本野球文化研究所所長。著書『アマチュア野球教本』シリーズは非常に優れた野球指導書といえる。
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[編集] 経歴
- 1960年 東京教育大学(現筑波大学)体育学部体育学科卒業
- 1976年 筑波大学体育科学系助教授、同大学硬式野球部監督
- 1987年 秋季リーグにおいて首都大学リーグ初優勝、第18回明治神宮野球大会優勝
- 1988年 筑波大学体育科学系教授
- 1997年 春季リーグを最後に監督交代
- 2000年 筑波大学を定年退官、同大学名誉教授
[編集] 主要著作
[編集] 主要著作
- 『アマチュア野球教本(I)練習のマニュアル』(ベ - スボ - ルマガジン社、1991年)
- 『アマチュア野球教本(II)防御のマニュアル』(ベ - スボ - ルマガジン社、1997年)
- 『アマチュア野球教本(III)攻撃のマニュアル』(ベ - スボ - ルマガジン社、1999年)
- 『アマチュア野球教本(IV)試合のマニュアル』(ベ - スボ - ルマガジン社、2002年)
[編集] 主要論文
- 『高校野球の甲子園大会出場監督に関する一考察~過去20カ年よりみた動向を中心にして~』(野球文化学会編
『ベースボーロジー』第6号、2005年)
- 『野球部監督の指導理念等に関する一考察~大学と社会人野球との比較から~』野球文化学会編(『ベースボーロジー』第7号、2006年)