化石島
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『化石島』(かせきとう)は手塚治虫の漫画作品。1951年12月刊行。出版元は東光堂。
[編集] ストーリー
数々の奇岩で知られる化石島に上陸した、美少年ジャーナリストのロック、画家の手塚、女性詩人の谷間コダマの3人が、化石島で見た夢とは……。
[編集] 概要
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
戦後からまだ6年という時期にあって、テクノロジーによる人間疎外への諷刺や、エコロジー思想が打ち出されている。夢の中で描かれる漫画は、推理ものあり、西部劇あり、少女漫画の原型ありとバラエティ豊かである。また、夢=ディズニー調、現実描写=写実的な線画風というように、タッチの使い分けもなされている。戦後ストーリー漫画の可能性を徹底的に追求した意欲作と呼ぶにふさわしい。ちなみに最後の夢は、連載準備中だった「ピピちゃん」から転用され、そこではロック・ホーム少年の顔立ちをした人魚を見ることができる。