吉野良彦

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吉野良彦（よしの よしひこ 1930年9月1日-）は、日本の官僚。大蔵事務次官。

東京都杉並区出身。都立一中(都立一高・日比谷高)、第一高等学校、東京大学法学部を経て、1953年、大蔵省入省(昭和28年旧制組前期入省)。官房調査企画課長、官房文書課長などを経て、主計局次長に。以来、経企庁官房長、大蔵省官房長、主計局長ののち、1986年、事務次官に就任。1989年、財政投融資を動かす権能をも持つ国民金融公庫総裁。1992年、日本開発銀行総裁就任。

大蔵省にあっては財政再建強硬派として有名であり、1994年、日本銀行総裁候補に大蔵事務次官･斎藤次郎のラインで推されたが、自ら固辞したこともあり、松下康雄にお鉢が回った。