吐蕃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
吐蕃(とばん)は、
- 6世紀から9世紀にかけてのチベットを支配してしていた王朝に対する中国語の呼称。
- 唐代より清代にかけての中国文献において、チベットの全域を著わす地域概念として、もしくはその時々のチベットの支配勢力の代名詞として使用された用語。
1の用法については「吐蕃王朝」を参照。
2の用法については、たとえば明代に成立した『元史』「宣政院」の条では、「ガリ三域(納里速古魯孫)、ウーツァン(烏思蔵)」と「ド・カム(朶甘)」を合わせた領域が「吐蕃」とよばれている。また清代に成立した『西蔵記』は、ガリとウー、ツァン、カム地方の西部からなる「西蔵」について、「西吐蕃也」と記している(詳細は西蔵を参照)。
[編集] 関連項目
カテゴリ: 歴史関連のスタブ項目 | チベットの歴史 | 中国史に現れる周辺民族