唄孝一
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唄 孝一(ばい こういち 1924年3月18日 - )は、日本の民法学者である。大阪府出身。旧制府立堺中学校(現大阪府立三国丘高等学校)卒、東京大学法学部卒。東京都立大学名誉教授。文化功労者。
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[編集] 学風と功績
東京大学では川島武宜に師事し、家族法を専攻する。川島の影響を受け、実態調査を積極的に行うなど、法規範の研究に新たな方法論を盛り込むことに尽力した。1960年の母親の突然死をきっかけに、医事法の研究も行うようになる。世界医事法学会副会長、日本医事法学会代表理事などを歴任。日本の医事法学分野における最高権威といえる存在。
[編集] 経歴
- 1947年 東京大学法学部卒業
- 1951年 東京都立大学講師
- 1952年 東京都立大学助教授
- 1960年 東京都立大学教授
- 1969年 日本医事法学会理事、事務局長
- 1970年 世界医事法学会副会長
- 1983年 医学博士(東京大学)
- 1987年 東京都立大学定年退職、名誉教授
- 1988年 北里大学医学部教授
- 1992年 日本学士院賞(『医事法学に関する研究』)
- 2003年 文化功労者
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『医事法学への歩み』(岩波書店、1970年)
- 『臓器移植と脳死の法的研究』(岩波書店、1988年)
- 『死ひとつ』(信山社出版、1988年)
- 『脳死を学ぶ』(日本評論社、1989年)
- 『臓器移植と脳死の法的研究』(有斐閣、1990年)
- 『唄孝一・家族法著作選集』(全4巻、日本評論社、1992-1993年)
[編集] 共編著
- (石川稔)『家族と医療―その法学的考察―』(弘文堂、1995年)
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