国道442号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国道442号(こくどう442ごう)は、大分県大分市から福岡県大川市に至る一般国道。大分市から豊後大野市の一部にかけては離合が難しい箇所がある以外は全体を通じてほぼ2車線の国道である。竹田市から熊本県南小国町にかけては久住高原・瀬の本高原が広がるドライビングコースで、やまなみハイウェイ先で黒川温泉を通過する。
以前までは大分市~豊後大野市とは別に大分県と福岡県の県境を通る竹原峠が狭隘で特に冬期になると通行規制が頻繁に発生していた。2005年に狭隘区間及び異常気象時でもその影響を軽減できる竹原峠道路が開通した為、以前に比べれば大幅かつ短時間で県境を通過することが可能となった。八女市以降は筑後平野の広がる横断コースで九州自動車道・八女ICや国道209号との相互も兼ねて重要な幹線道路として機能している。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 重複区間
[編集] 通過する市町村
[編集] 主な接続道路
- 国道210号(大分県大分市)
- 国道57号(大分県豊後大野市朝地町、大分県竹田市)
- 国道387号(熊本県阿蘇郡小国町)
- 国道212号(熊本県阿蘇郡小国町)
- 国道387号(大分県日田市)
- 国道3号(福岡県八女市)
- 八女インターチェンジ - 九州自動車道(福岡県八女市)
- 国道209号(福岡県筑後市)
- 国道385号(福岡県大川市)
- 国道208号(福岡県大川市)
[編集] バイパス
- 竹原峠道路
- 大木大川バイパス
[編集] 道の駅
[編集] 峠
- 竹原峠
- 以前までは福岡県と大分県の県境を越える竹原峠は大分県側が急勾配・急カーブ、福岡県側はそれに加えて道路が非常に狭く、その上冬場になると積雪や路面凍結などで国道387号や大分県道・熊本県道9号日田鹿本線等に迂回する必要があったが、2005年の竹原峠道路開通に伴ってそれらの問題が(気象面などを除いて)ほぼ解消された。これにより、国道442号の「酷道」となる区間は大分市~豊後大野市の一部のみになった。
[編集] 八女小国線との関係について
- 該当記事の詳細は八女小国線を参照のこと
国道442号のうち、福岡県八女市と熊本県阿蘇郡小国町の区間に関しては主要地方道・福岡県道・大分県道・熊本県道3号八女小国線として供用していた。1982年4月に国道442号として昇格した後は福岡県八女郡黒木町と八女郡矢部村の日向神ダムの北側約7km区間が単独として残された他は全て国道となった。