国鉄C21形コンテナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国鉄C21形コンテナ(こくてつC21がたこんてな)とは、国鉄がC20形コンテナをクレーン荷役可能に改良し、1974年(昭和49年)から1976年(昭和51年)までに13,900個製造した12ftコンテナである。
クレーン荷役用として、上部四隅に吊り金具付きで製造された。しかし能率の問題でクレーン荷役は廃止となり、その後はC20形コンテナと同様に運用されている。
また後の改造により、C30形となったものもある。
[編集] 構造
C20形とほぼ同様の仕様で、片側妻扉のみの一方開きで、外法寸法は高さ2350mm、幅2438mm、長さ3658mm、自重1.3t。内容積は17.0m³。最大積載量は5tである。
外観はこれまた「コンテナグリーン」塗装であるが、コンテナ側面の帯は青色となっている点が異なる。
やはり近年は19D形などの新形コンテナの登場により、他形式コンテナへの改造や廃棄が相当数進んでおり、なかなか見かける機会はない。
[編集] 関連項目
カテゴリ: 鉄道関連のスタブ項目 | コンテナ | 日本国有鉄道 | 日本貨物鉄道