国鉄C30形コンテナ
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国鉄C30形コンテナ(こくてつC30がたこんてな)とは、国鉄がC20形コンテナを二方開きコンテナとするため、1983年(昭和58年)に500個改造により誕生した12ftコンテナである。
妻面一方開きであったC20形・C21形の妻面扉左側の側面を扉にする改造を行ったものであり、ベースとなったコンテナの違いで上部四隅のクレーン用金具の有無の差がある。
[編集] 構造
片側妻扉・片側側面の二方開きであり、外法寸法は高さ2350mm、幅2438mm、長さ3658mm、自重1.4t。内容積は16.5m³。最大積載量は5tである。
側扉は改造での取付であるため、妻面に扉のある側の扉(右扉)は180度までしか開かない。
C20系列のため外観は「コンテナグリーン」塗装であり、本形式のコンテナ側面の帯は赤色となっている。
近年は19G形などの新形コンテナの登場により廃棄が進み、2004年度に全廃となった。
[編集] 関連項目
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