国際理解教育
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国際理解教育(こくさいりかいきょういく、英語:International Awareness)は、今日日本に限らず多くの先進国の小中学校で、既存の教科と並行して力を入れている教育テーマのひとつ。総合学習としても行われ、小学校からそれぞれの学年に合った取り組みがなされる。環境教育、人権教育、開発教育などと並んで重要なものになっている。欧米では、この学習活動をワールド・スタディーズ(World Studies)、グローバル・スタディーズ(Global Studies)、Global Citizenship, Education for International Understanding (EIU), Education for Sustainable Development (ESD)などという呼び方をすることが多い。また類似する概念として多文化教育、グローバル教育などがある。
日本では、帰国子女の増加、日系外国人労働者の増加と共にその重要性が急上昇してきた。外国語に触れる、外国人の語学教員を増やすだけでなく、総合学習の中でも、我々の日常生活の中に入り込んで、いまや不可欠になっている外国製品、外国からの輸入される農水産物、国と国の関わり、南北問題、東西問題、富と貧困、環境破壊と資源、戦争と軍縮、宗教と政治、信条のために迫害投獄される人たち、発達支援ボランティアなどから、文化的相対性、男性と女性の社会的な役割まで幅広いテーマを扱っている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ERIC 国際理解教育センター日本語/英語サイト
- 文科省の開発教育/国際理解教育ハンドブック
- DEAR 開発教育協会日本語/英語サイト