坂田道男
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
坂田 道男(さかた みちお、1887年 - 1973年)は、熊本県八代市出身の日本の政治家(元衆議院議員)、教育者で八代市市長、名誉市民。長男は政治家坂田道太。
[編集] 略歴
- 熊本県八代市(当時八代郡植柳村)に生まれた。父は明治新田製造の功労者たる坂田貞。
- 八代中学時代から秀才の誉れが高かった。
- 明治三十八年九月、第五高等学校第一部独法科入学、同四十一年七月同科卒業。
- 直ちに東京帝国大学法科大学独逸法科に入学し、同四十五年七月卒業。
- 大正二年九月第五高等学校教授(法制経済・独逸語担当)に任ぜられた。
- 大正九年九月経済学研究のため独・英・米へ一年半の私費留学に出発。
- 大正十二年三月五高教授を退職、以後政界で活躍し、ことに郷里八代の発展に尽くした。熊本県選出の政友会代議士を勤めた。
- 戦後、初代八代市長。
[編集] エピソード
旧制第五高等学校時代の教え子に、後の総理大臣池田勇人、佐藤栄作がおり、彼らの成績表を所持していた。
[編集] 著作
「わが道わが家」エッセ-編集刊行会 / 鹿島研究所出版会、1968年