埼玉県立芸術総合高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
埼玉県立芸術総合高等学校(さいたまけんりつげいじゅつそうごうこうとうがっこう)は、美術科、音楽科、映像芸術科、舞台芸術科の四学科からなる、全日制の芸術系高校。生徒たちからは「芸総(げいそう)」と愛称で呼ばれ親しまれている。学科については教科の一覧を参照。
目次 |
[編集] 特徴
当校は日本初の普通科が存在しない単位制の公立高等学校である。各学科の一学年の人数は40人程度で、全校でおよそ500人の生徒が日々芸術に励んでいる。
[編集] 教育課程
[編集] 学科内容
- 美術科
- 素描、絵画、日本画、油絵、彫刻、陶芸、ビジュアル・デザイン、クラフト・デザイン、美術史、コンピュータ造形、カートゥーン研究など
- 音楽科
- ピアノ、声楽、弦楽器、管楽器、打楽器、合唱、合奏、重唱、ソルフェージュ、音楽史、演奏法、オペラ研究、現代音楽研究、ミュージカル研究など
- 映像芸術科
- 映像技術、映像概論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、映像媒体、イメージ表現、コンピュータ造形、ビデオ表現、写真、テレビ放送実習、シナリオ創作、映像鑑賞、アートアニメーションなど
- 舞台芸術科
- 演劇入門、劇表現、総合演習、戯曲創作、身体表現、クラシックバレエ・モダンダンス、日本舞踊、狂言、音声表現、舞台技術入門、民族舞踊、舞台音響研究など
[編集] 施設と設備
- 主な施設・設備
- 普通校舎、特別校舎、運動場、体育館(球技場、剣道場、卓球場など)、生徒ホール(学生食堂)、コンピュータ室など
- 美術科
- デッサン室、デザイン室、版画室、油絵室、彫刻室、陶芸室、木工室、日本画室など
- 音楽科
- 合奏室、合唱室、ソルフェージュ室(2部屋)、レッスン室(17部屋)、合奏室、合奏室など
- 映像芸術科
- CG室(A・B)[アップルコンピュータ採用]、暗室、写真準備室、映像学習室、ビデオ編集室、スタジオ1・2、スタジオ調整室(2部屋)、アニメーション制作ブースなど
- 舞台芸術科
- 舞台総合練習場、舞台レッスン室など
[編集] その他
- 他学科授業
- 単位制のため、自由選択科目として他学科の授業も受けられるシステムになっている
- 制服
- 2002年に女子用スラックスを採用、リボンの他にネクタイも着用可
[編集] あゆみ
- 1984年 - 埼玉県立所沢緑ヶ丘高等学校創立
- 1998年 - 最後の所沢緑ヶ丘高校生入学
- 2000年 - 埼玉県立芸術総合高等学校開校、第一期生入学式
- 2001年 - 埼玉県立所沢緑ヶ丘高等学校から現在の学校へ正式に移行
[編集] 主な行事
- 新入生歓迎会
- 体育祭
- 文化祭(日向祭)
- 音楽科定期演奏会
- ダンス発表会
- 三送会
- 球技大会
- 餅つき大会(学年による)
- 校外学習(学科別)
- 修学旅行
- 放送実習
- 写真展
- 入試(前期、適性検査)
- 夏季、冬季講習
- 映像科デッサン補講
- 卒業制作作品展(美術科)埼玉県立近代美術館にて
- 卒業発表会(音楽科)所沢市民文化センターミューズMUSEにて
- 卒業制作作品発表会(映像芸術科)SKIPシティにて
2006年より、所沢市民文化センターミューズMUSEにて
- 卒業公演(舞台芸術科)彩の国さいたま芸術劇場にて
[編集] 立地と交通
- 〒359-1164 埼玉県所沢市三ヶ島2-695-1
- 電話:04-2949-4052
[編集] 著名な講師など(敬称略)
- 松本佐織(美術科)
- 山田宜広、櫻井慶喜(音楽科)
- 長津晴子、昼間行雄(映像芸術科)
- 嶋崎靖、山本教子(舞台芸術科)
- ※以上無造作に抜擢
[編集] 主な職員(敬称略)
- 学校長 八木原宗夫