外山八郎
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外山 八郎(とやま はちろう、1913年 - 1996年1月19日 )は、日本におけるナショナルトラスト運動の先駆者。
1913年現在の和歌山県みなべ町に生まれる。1937年東京大学法学部卒業後、保険会社に就職するが、結核発病のため、帰郷し療養生活を送る。1948年和歌山県立田辺高校講師となる。以後、和歌山県立田辺商業高校教諭となり、1974年別荘地建設計画から和歌山県田辺市の天神崎を保全するため、「天神崎の自然を大切にする会」を発足させる。1977年天神崎市民地主運動として、買取のための募金活動を始める。1983年田辺市で「ナショナル・トラストを進める全国の会」第1回全国大会を開催。1985年ナショナル・トラスト法人(自然環境保全法人)に対する税の減免制度が国で作られ、1987年天神崎の自然を大切にする会が、日本初のナショナル・トラスト法人に認定された。1996年死去。