多摩川水害
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多摩川水害(たまがわすいがい)
山梨・東京・神奈川の境を流れる多摩川では度々水害が起きている。
[編集] 多摩川水害訴訟
1974年(昭和49年)9月の際は、台風16号により堤防が決壊したため、狛江市の民家19戸が流出した。
1976年、家を失った住民らが多摩川を管理する国を相手に損害賠償請求の訴訟を起こした。一審は原告の住民勝訴。控訴審は国が勝訴したが、上告審で破棄差戻しとなった(最高裁判所は判例変更があり得る場合や憲法判断をする場合以外は法廷を開かず書類審理だけをする)。差戻控訴審で住民が勝訴(1992年、東京高裁平成4年12月17日判決)、確定した。
決壊した堤防の跡(狛江市猪方四丁目)には「多摩川決壊碑」が建てられた。