夜歩く
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
文学 |
ポータル |
各国の文学 記事総覧 |
出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
『夜歩く』 (よるあるく) は、
- 推理作家のジョン・ディクスン・カーの処女長篇推理小説。原題は It Walk by Night。1930年作。
- 推理作家の横溝正史が1948年から1949年にかけて著した長編推理小説、及び、それを原作としたテレビドラマ作品である。現在(2005年9月)までにテレビドラマ2作品が制作されている。
この項目では後者について触れる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ストーリー
私こと屋代寅太は、某私立大学で知り合った仙石直記から相談を持ちかけられた。去年の10月3日にキャバレー『花』で狙撃事件を起こしたのは、腹違いの妹である古神八千代だと言うのである。
そしてその理由は、去年の夏ごろ、八千代宛に届いた三通にわたる奇妙な手紙で、その内には「われ東京へ来たれり。近く汝と見参せん。……汝夜歩くなかれ」と、古神家の内情に精通している者しか知らないはずの、八千代の夢遊病のことが書かれていたのであった。
[編集] 主な登場人物
- 金田一耕助 (私立探偵)
- 屋代寅太 (探偵小説家。「私」)
- 仙石直記 (寅太の友人)
- 鉄之進 (古神家の家老筋。直記の父)
- 古神織部 (守衛の父。故人)
- お柳 (織部の後妻。八千代の母)
- 守衛 (八千代の兄)
- 八千代 (直記の腹違いの妹)
- 四方太 (織部の異母弟)
- 蜂谷小市 (画家)
- 源造 (古神家の召使い)
- お藤 (女中)
- お喜多 (守衛の乳母)