大井神社 (亀岡市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大井神社 | |
---|---|
所在地 | 京都府亀岡市大井町並河1-3-25 |
位置 | 北緯35度01分53秒 東経135度33分25秒 |
主祭神 | 御井神 市杵島姫命 月読命 |
社格等 | 式内社(小)・郷社 |
創建 | 和銅3年(710年) |
例祭 | 10月16日 |
大井神社(おおいじんじゃ)は、京都府亀岡市大井町にある神社である。式内社で、旧社格は郷社。
御井神・市杵島姫命・月読命を祀る。大堰川の鎮護の神として崇められている。
[編集] 歴史
和銅3年(710年)、元明天皇の勅命によつて創建された。伝承によれば、大宝2年(702年)、御井神と市杵島姫命が亀の背に乗って大堰川を遡上し、保津の急流に乗れなかったので鯉に乗り換え、現在の亀岡市河原林町勝林島に上陸したという(その地にも同名の大井神社があり、同じ神を祀る)。このことから、鯉が当社の神使とされ、当社の氏子は鯉を食べることを禁忌とし、端午の節句に鯉のぼりを上げることもない。
現在の社殿は、兵火で焼失した後、天正12年(1584年)に豊臣秀吉の命によって再建されたものである。
[編集] 祭事
10月16日の例祭では、隣接する馬場で武者姿の氏子による競馬(くらべうま)が奉納される。