大井神社 (島田市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大井神社 | |
---|---|
所在地 | 静岡県島田市大井町231 |
位置 | 北緯34度50分01秒 東経138度10分18秒 |
主祭神 | 弥都波能売神 波迩夜須比売神 天照大神 |
社格等 | 県社・別表神社 |
例祭 | 10月15日 |
主な神事 | 島田の帯祭り |
大井神社(おおいじんじゃ)は、静岡県島田市大井町にある神社である。旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社。式内社ではないが、国史に記載のある国史見在社である。日本三大奇祭の一つ「島田の帯祭り」で知られる。
水の神・弥都波能売神、土の神・波迩夜須比売神、太陽の神・天照大神を祀る。
目次 |
[編集] 歴史
創建時期は不明であるが、日本三代実録に貞観7年(865年)の当社への正五位下の神階授与の記述があることから、それ以前には成立していたとみられる。しかし、慶長4年(1604年)の以前の所在地は、上流から漂着したなどの伝承もあって定かではなく、大井川の氾濫によって度々場所を移らざるを得なかったと考えられている。現在の島田市の市街地2箇所を経て、元禄元年(1688年)に現在地に鎮座している。大井川流域には当社を中心に現在46社(かつては72社)の「大井神社」がある。
大井川から東海道島田宿や金谷宿、およびここを旅する人々を守る鎮護の神として崇められてきた。
[編集] 祭事
島田の帯祭りは、3年おき(寅・巳・申・亥の年)の10月中旬の例祭の際に行われる祭で、男性が帯をまとって行列を組むというものである。元禄8年(1695年)から始められたと伝えられ、花嫁の代わりに大奴が晴れ着の帯を披露するようになったものとされる。