大分県立大分南高等学校
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大分県立大分南高等学校(おおいたけんりつ・おおいたみなみ・こうとうがっこう)は、大分県大分市にある県立の高等学校。校訓の代わりに、校是(こうぜ)があり、気力(きりょく)、節(ふし)、友情(ゆうじょう)の3つを掲げている。通称は南高(みなみこう)。
同校では南高体操(みなみこうたいそう)と呼ばれるものがある。この体操は体育の授業前や1大イベントとして行われている凱風祭(がいふうさい)での体育大会、また同校から本宮山(ほんぐうさん)を折り返す競歩大会「判田ヶ丘レース」等で、準備運動として行われている。ちなみに男子学生と女子学生とでは体操方法が1部分だけ異なる部分が存在する。
修学旅行先は2002年度(19期生)まで中国であったが、SARSの影響により翌2003年(20期生)は東京方面への修学旅行に変更され、2004年度(21期生)からは再び外国(渡航先は南半球ニュージーランド)への修学旅行となった。
また、同校を県立高校ではなく私立高校だと思っている人は少なからず存在する。大分市内にあるが中心部から離れ、知名度があまり高くない等の理由からと思われる。中判田の丘の上に同校があるため、自転車通学生を含む通学生は通学に苦労している。
2005年度から携帯電話の校内持込に関しては持込可としている。なお、大分市内では他に大分県立大分上野丘高等学校も携帯電話の校内持込を許可している。
ここ最近少子化で生徒が激減しているため、大分県教育委員会では高校改革推進計画が進行中である。開校して間もない頃(1983年)は少子化に拍車がかかる以前であったため1学年に10クラス存在したが、2004年度の入学生(22期生)から同校も少子化の煽りを受け1学年7クラスに減少した。
また2005年度から3学期制を改め2学期制を導入した。なお、2学期制を導入している高校は大分市内では大分県立大分豊府高等学校がある。定期考査についてはこれまでそれぞれの学期ごとに実力考査、中間考査、期末考査という形で実施されていたが、2学期制の導入と共にこれまでの考査方法を見直し、その結果毎月考査を実施するという形をとることとなった。実力考査、中間考査、期末考査という形ではなく、4月考査、5月考査、6月考査という名目で行い、3月と8月を除き、この考査は年10回ほど実施される。この考査のほかにベネッセコーポレーションが実施している進研模擬試験(模試)、大分県が実施している全県模擬試験(模試)等が行われている。
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[編集] 設置学科
- 全日制課程:普通科
1年次では芸術科目(音楽、美術、書道)のうち1つを選択する。選択は合格者入学説明会の中で紙が配布され、希望科目に丸をして提出する。
2年次では文系(文Ⅱ)コース、理系(理Ⅱ)コース、英語コース、数理コースの4つのうち1つを選択する。なお、英語コース、数理コースを選択したものに関しては原則として3年次もそのコースに在籍する。そのため他のコースに編入することはできない。
3年次では2年次に所属していた文系(文Ⅱ)コース、理系(理Ⅱ)コースの2つのなかで国公立系コース(文Ⅱコース、理Ⅱコース)と私立、専門学校系コース(文Ⅰコース、理Ⅰコース)の2つに分かれる。
[編集] 沿革
[編集] 所在地
- 大分県大分市中判田2373-1