大泥棒ポルタ
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『大泥棒ポルタ』(おおどろぼうポルタ)は、週刊少年ジャンプ2005年45号から2006年09号まで連載された、北嶋一喜の漫画作品である。未来の世界を舞台にした怪盗もの。単行本は全2巻が発売されている。
ストーリーの破綻が多く、キャラクター面でも、短躯で無愛想な主人公と気弱な助手という組み合わせは先行して連載されていた『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』と同一であり、この面でも本作の印象を弱くしている。そのためか人気は出ず、15話で打ち切りとなった。しかし、作中の意味不明な要素などから、一部ではカルト的な人気を誇る。
[編集] 登場人物
[編集] 主要キャラクター
- ポルタ
- 懸賞金は8千万ポルタの泥棒。過去の記憶が欠落しており、その手掛かりである「楽園のカケラ」を集める為に泥棒をしている。菓子、特にペロペロキャンディやチョコレートなどの甘い物が大好物であり、これは同時に頭の働きを高める目的も兼ねる。年齢不詳、外見上は背の低い少年で、傍目にはただの生意気な子供に映る。表面上は冷酷で非情だが、本当は優しい心の持ち主。口癖は「スマートに行こうぜ!」。最終話でコードネームがポルターガイストであると判明。
- カスケ
- ポルタの助手で情報収集担当。「情報収集モード」に入ると周りが見えなくなる。傷つくとすぐ落ち込む。年齢は20~21歳ぐらい。盗賊団ヘルメスに友人マークを置き去りにしたことを悔いている。任務の影響から女装が趣味となる。
- サクライ
- こっそりオジー・チャンの彫像をG・ネコマタから取り戻すため、ポルタに勝負をこっそり挑むものの、結果はゴミ箱行きで危うく死にかけた。だが、ポルタにこっそり投げられてカスケにキャッチされ、無事救助される。彫像はポルタがこっそりとサクライの寝室に置いた。その後はポルタの押しかけ弟子となり、しばしば足を引っ張るトラブルメーカーとなる。
[編集] その他
- G・ネコマタ
- マタの名をネコマタ源道。オルハリコンの鐘の持ち主。ずさんな警備体制のせいでポルタに鐘をスマートに盗まれる。オジー・チャンの彫像をサクライから盗んだ。
- マスター
- ポルタのアジトバー・アルカトラズで一人働く眼鏡の女性。アルカトラズにはポルタ特製ジュースしかオーダーがない。左手から右手が出る。
- マリモダ警部
- 父親譲りのヤクザにしか見えない顔で幼い頃はいじめられていた。ポルタの事をライバルだと思い追っているが、ポルタ本人はあまり気に留めていない。
- ジャック
- 第6話(正確には第5話)に登場した、ポルタのライバル的存在。通称「横取り屋ジャック」で、その名の通り泥棒が盗んだものの横取りを得意とする。過去に何かがあったらしく右目に仮面を付けている。変装、特に女装を好みオハナとサクライに変装した。無音暗殺術(サイレントキリング)の使い手。
- スパイダー伯爵
- 本名、N・ミクモ。蜘蛛の巣城の城主。偽の「楽園のカケラ」を使いポルタたちを罠にかけた。偽物を盗まれただけにもかかわらず城とともに自爆した。
- マーク
- カスケの親友。老けた顔をしている。裏切られ殺されてしまう。