天然更新
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天然更新とは、伐採後の森林内において、伐採後に植栽を行わず、自然に落下した種子から樹木を育成させることで再生を図る方法。地域の気候や風土に適した樹種を再生させることが可能である。
[編集] 概要
- 樹木の種子は、毎年、地表面に大量に供給されているが、多くが休眠状態となっている。森林の伐採後、地こしらえなどにより種子が発育しやすい環境を造成することで、これらの種子の発育を促し、森林の再生を図るものである。
- 森林を伐採する際に、尾根筋や風上など、種子が拡散しやすい箇所の樹木を数本程度意図的に残し、母樹として種子を供給させることもある。
- 一般に、種子を多く付ける広葉樹などが対象となる。針葉樹には不向きであるといえる。
[編集] 関連項目
- 萌芽更新
- ドングリ
- 里山
- 明治神宮 (明治神宮の森は人工林? - 明治神宮HP)