孔舎衛坂駅
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孔舎衛坂駅(くさえざかえき)は新生駒トンネル開通時まで大阪府東大阪市(営業当時は枚岡市)にあった近鉄奈良線の駅。石切~生駒間の生駒トンネル大阪方坑口に位置していた。
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[編集] 駅構造
- 対向式ホーム2面2線。
- 奈良方面ホーム大阪側に駅舎があり、大阪方面ホームへは構内踏切を使い行き来した。
[編集] 歴史
- 1914年(大正3年)7月17日、日下駅(くさかえき)として開業。のちに鷲尾駅と改称。
- 1940年(昭和15年)6月、孔舎衛坂駅と改称。
- 1964年(昭和39年)7月23日、新生駒トンネル開通の路線変更により廃止。
なお戦前に、この駅から分岐して天満橋筋四丁目に至る四条畷線が計画されていた。
[編集] 隣の駅
[編集] 廃止後の駅の状況
駅跡は廃止後もそのまま残っており、気軽にいける廃線跡として非常にポピュラーな場所となっている。石切駅から生駒よりへと歩くと石切観音の参道沿いに見つけられ、辿り着くことができる。また駅跡から少し大阪方に行ったところには近鉄鷲尾開閉所がある。
駅跡の旧大阪方面ホーム跡には「貫通石 東大阪線 生駒トンネル 昭和60年4月17日」の石碑があり、神社がある。また、駅跡の奈良方面には旧生駒トンネルもあるが立ち入り禁止となっている。