宇品駅
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宇品駅(うじなえき)は、かつて広島県広島市(現在の南区)に存在した国鉄宇品線の終着駅。旅客ホームは単式1面1線であったが、貨物用側線を多数備えていた。また、当駅から宇品港県営上屋等への引込線も伸びていた。
宇品線自体、もともと日清戦争中の軍需輸送を目的に建設されたものであり、その後も軍事停車場としての色合いが強かった。そのため戦後になると、広島電鉄のほうが本数が多く便利だということで客は流れ寂れてしまい、1966年に宇品駅は廃止された。
この駅のホームは560mあり、京都駅の558mよりも長く日本一だったと言われるが、ホーム跡も広島南道路建設の為、2004年5月に撤去された。