安城産業文化公園デンパーク
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安城産業文化公園デンパーク(あんじょうさんぎょうぶんかこうえん デンパーク)は、1997年にオープンした花と緑の公園である。通常「デンパーク」。愛知県安城市にある。
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[編集] 施設概要
愛知県のほぼ中央にある安城市は、かつて「日本デンマーク」と呼ばれ、全国の農業経営のモデルとなった。稲作、畑作、果樹、畜産などの多角形農業をすすめた安城市は、世界の農業先進国であるデンマークにたとえられた。その歴史をもとに、自然と親しみ花のある暮らしを提案する公園として1997年4月29日にオープンした花と緑の公園。
「デンパーク」の名は、日本デンマークの「デン」、田園の「デン」、伝統の「デン」と公園の「パーク」を組み合わせた造語である。
公園の広さは13.1ha、園内1周約1.5km
管理運営は財団法人安城都市農業振興協会
高さ19mのデンマーク風車や、季節のフラワーショーが開催される花の大温室フローラルプレイス(3600m²のアトリウム)のほかレストラン、体験施設も揃う。
初年度1997年には120万人を超える来園者があったが、その後減少。2005年には43万人に落ち込んだ。
[編集] 入園データ
(入園料)
- 高校生以上 :600円(個人) 480円(団体※)
- 中学生および小学生 :300円(個人) 240円(団体※)
※団体割引は20名より
- 個人年間パスポート 高校生以上 :2,400円 小中学生 :1,200円
(休園日)
火曜(火曜日が祝日の場合その翌日)、 年末年始(12月27日から1月1日)、1月第3火曜日から3日間
(開園時間)
- 9時30分~17時
- 9時30分~18時(7月20日~8月31日)
- 9時30分~16時30分(11月1日~2月28日)
※季節・夜間イベント開催により変動。
[編集] 施設
- デンパーク館
- 花の大温室フローラルプレイス
- マーケット
- クラブハウス
- マーガレットハウス
- 和食処ふるさと館
- 地ビール工房&レストラン ホレ・フェスト
- 安城和牛の店花車
- 水のステージ
- 木製遊具ワイルドシングス
[編集] 植物展示の特徴
樹林地や花壇の形態は多岐に渡り、様々な展示方法を複合的に採用しており、特に花や葉の色別の展示や季節別の展示は日本の植物園では従来では見られなかったユニークな方法をとっている。
【種類別展示】
【用途別展示】
【色彩別展示】
- サマースノーボーダー(白色)、ムーンライト・ウォーク(黄色)、秘密の花園(各色)、ふるさと館周辺(白と銅葉)、プラムボーダー(紅、紫)
【季節別展示】
- シラカバ林(春)、サマースノーボーダー(夏)、グラス・ウォーク(秋)、ティンクルガーデン(冬)
デンパークの植物コレクションは約3,250種を超え、その多くの植物がナーセリー(非公開の養生温室)を経由して増殖・育成され園内の植栽展示に使われている。
[編集] 外部リンク
[編集] その他
- 開園時の1997年から2005年まで、デンパーク「花の大使」として紺野美沙子が就任。各種宣伝イメージの展開や、イベントも行われた。
- 2004年春季から2006年冬季までの3年間、宣伝イメージキャラクターとして水森亜土のイラストを起用。2004年春と2006年の春には、本人が来園しての歌のお絵かきのイベントショーも行われた。
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