少人数教育
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少人数教育(しょうにんずうきょういく)とは1クラスを15~25人程度にする事で勉強の効率化を狙った教育の方法。最初から少人数のクラス分けをする場合と、特定の教科だけ少人数のクラスを設置する場合の2パターンがある。
これを実行する事で教師1人に対する生徒の数が減り、生徒1人1人の実態が把握しやすくなるというメリットがある。また、低年齢層を中心に、発表が苦手な生徒や授業に集中できない生徒の授業への参加を促す効果もあり、新しい教育方法として注目され始めている。特に算数・数学の分野での導入が進んでいる。
しかし、この教育方法は性質上本来より多くの教室と教員が必要なため、それらに余裕の無い学校では導入が不可能な場合がある。また、教科ごとの導入の場合「教え方や進度をクラス単位で統一しなければならない」「時間割に融通が効きにくくなる」など、新たな問題点も発生している。