屋我地大橋
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屋我地大橋(やがじおおはし)は沖縄県名護市真喜屋の奥武島(無人島)と同市屋我地島とを結ぶ全長約300mの沖縄県道110号線の橋である。1993年3月に完成した。
初代の屋我地大橋は1953年に完成したが、1960年のチリ地震の津波により橋の上部が流失。それから3年後の1963年に2代目が完成し、30年にもわたって沖縄本島と結ぶ重要な交通手段だったが、本土復帰後進む道路整備で幅員が5.5mと極端に狭くかつ歩道がなく交通安全上危険なため1990年代に入り現在の3代目を建設、1993年に完成した。3代目となる現在の橋は幅員が先代(2代目)の倍以上の12mと広く歩道も設置されており、先代とは比較にならないほど通りやすく、景観に合った現代的な橋となっている。
奥武島を経由してさらに橋で沖縄本島と結ばれており国道58号に抜ける。また屋我地島からはさらに2005年に開通した古宇利大橋で今帰仁村の古宇利島とを結ばれており、今帰仁村側の沖縄本島にも架橋が計画されている。それまでは古宇利島の住民も沖縄本島に行くにはこの橋を経由する。